今夜欧州ではEurovisionという音楽の祭典の決勝戦がありまして、友達がワテクシの家に集まって一緒にTV中継を見る事になってます。なので今日と明日は模活は出来そうにないんですが、久々のお客様とのひとときを楽しもうかと思います。
さて、ワテクシだけでなく色々な人が試行錯誤するゴールド。今回ワテクシは手持ちの塗料を元に、ワテクシの求めるゴールドを再現するべく2つの方法を試した結果をご報告したいと思います。
ワテクシが求めているのは百式さんに合う鮮やかでキメの細かいゴールドなので、手持ちの塗料で一番キメが細かいメタルカラーをベースにする事にしました。
メタルカラーのゴールドはちょっと淡過ぎるので、これにクリアイエローとクリアオレンジを使用して色味を足していけばいいんじゃないかなぁってのが基本的な考えです。
さて、色を足していく方法ですが、実際に塗料を混色するやり方とクリアを重ね吹きする方法の二通りが考えられます。
って事でまずは塗料を混色する方法の結果からご紹介。
こちらはメタルカラーのゴールドを元にしたものではなくて、メタルカラーのクロームにクリアイエローを足したものとクリアーオレンジを足したものです。左側がクロームとクリアイエローを1:1で混色したもの、中央は比較用のクローム、右側はクロームとクリアオレンジを1:1で混色したものです。
クロームを元にしているので、ちょっとの混色で一気に色が付きますが、そこからはもっと混色しないと色味に変化が生まれそうにないです。特にオレンジは結構入れないとイエローとの違いが出てきません。ただ、混色すればする程反射率が目に見えて落ちていきます。ファレホのクリアーは光沢ではないってのが起因しているのかもしれません。もしかしたらシタデルのクリア系ならまたちょっと違うのかもしれません。
次はゴールドに混色した結果をご紹介します。
左側の2つはクローム:クリアイエロー(1:3)で混色したものと(1:1)で混色したものです。
中央は比較用のオリジナルのゴールドです。
右側の2つはクローム:クリアオレンジ(1:1)で混色したものと(1:3)で混色したものです。
どちらも外側の方がクリアの混色料が多くなっています。
位置的に左側の2つのサンプルのグロスヴァーニッシュを吹いた部分の反射が見えにくいですが、オレンジのものとほぼ同じと思ってください。
混色すればする程反射率が悪くなっているのが分かるかと思います。そしてイエローを三倍入れたものとオレンジを三倍入れたものとでは色味の違いがあんまり見えてきません。って事はもっと赤味を増すためにはオレンジをもっと入れるか、クリアレッドを入れる必要がありそうです。
余談ですが、どこのどなただったか忘れてしまいましたが、ファレホを混色すると濁ってくるって話をネットで聞いたような・・・。ワテクシはファレホの混色は今回が初めてなのでよく分かりませんが、今回のような結果もある意味濁ってきているって事なんですかね?! ただ単にクリアのつや消し効果で淀んでいるだけって事もありそうですけど。
落ちた反射率はグロスヴァーニッシュしてしまえば混色する前のゴールドと反射率は変わらないので、ヴァーニッシュを使用する事が前提であれば大きなデメリットにはなりえないんじゃないかなと思います。
次はゴールドの上からクリアを吹いた結果をご紹介します。
あ゛ぁぁぁぁ・・・。塗装の剥がれがorz
ま、まぁそれはいいとして、左側がゴールドにクリアイエローを吹いたもの、中央が比較用のオリジナルのゴールド、右側がクリアオレンジを吹いたものです。
色を上書きしていくような感じになるので、ちょっと吹いただけでも結構色が乗ってくれます。
そして重ね吹きも混色と同じく下地のゴールドの反射率を下げます。元々ファレホのクリアーはつや消しなので、光沢感はしっかりと薄れていきますw でもヴァーニッシュを吹く事が前提であれば反射率は問題にはならなそうです。
重ね吹きの方法だと混色の時の様な濁ったような結果にはならず非常に鮮やかな色味へと変化します。昔模型雑誌で見たKOGの金色がまさにこんな感じだったような気がします。自分の欲しい色へ持っていく方法としては非常にやり易い方法なんじゃないかと思います。影となる部分にオレンジを強めにしたりして、メリハリを付けたりと。ただし上手にエアブラシが使える人には非常にいい方法ですが、ワテクシのように塗装が下手っぴな人にはかなりリスキーな方法ですね・・・(-_-;
総評としては、色味のコントロールは重ね吹きの方がやりやすく使用する塗料の量も抑えられて、塗装が得意な人であれば重ね吹きの方法がいいんじゃないかと思います。ワテクシは塗装が苦手なのでミスがし難い混色の方法を使おうかなぁと思います。重ね吹きの方法も捨てがたいんですけどねぇ・・・ワテクシの場合十中八九失敗しますから_:(´ཀ`」∠):_
そぅそぅこれを書いている時に、理想の金を作成するためのもう一つのアプローチを思い出しまして、また近い内に試すかもしれません。でも塗装環境を準備するのが面倒なので工作に行き詰まって頭を切り替えたいな〜と思った時になりそうです。模型作成部屋を持っている人が羨まし〜い。
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