ファレホのシルバー・アイアン系

今回ご紹介するのはファレホのシルバー・アイアン系です。モデルカラー、メカカラー、メタルカラー、アルコール系と沢山あります。特にメタルカラーシリーズは殆ど違いが見分けられないものが多いです。

ではさっそくご紹介していきましょう。

まずはモデルカラーのSILVERです。

モデルカラーなので水で薄めてフローインプルーバーを足して吹きました。色味に特徴はなくよくあるシルバーです。すみません語彙力なくてorz メタルカラー程のきめ細かさはありませんが、それなりに反射してくれます。モデルカラーのGoldのような詰まりは発生しませんでした。


次はファレホ・ゲームカラーのGunmetalです。

ゲームカラーなので水で薄めてフローインプルーバーを足して吹きました。色味は悪くないです。メカカラーにも同じGunmetalが存在しますが、それよりもずっと明るいです。明るさではメカカラーのSTEELとDARK STEELの中間、もしくはDARK STEELよりです。メカカラーのSTEEL三色は若干赤っぽい様な暖色系の光り方をしますが、こちらは青っぽい寒色系の光り方をします。


次はファレホ・メカカラーのGUNMETALです。

メカカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。特に詰まる事無く吹き心地はいいです。色味はメタルカラーのGunmetal GreyやBurnt Ironに近いですがそれらよりも若干青っぽい反射をします。メタルカラー程のきめ細かさはありませんが、それ程悪くはない粒子感です。


次はファレホ・メカカラーのSTEELです。

グ、グロスの垂れが酷すぎるぅ・・・_:(´ཀ`」∠):_

ま、まぁそれはいいとして、メカカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。メタルカラー程のきめ細かさも無く反射率も良くないです。一番近いのはメタルカラーのDark Aluminumでしょうか。シタデルのLEADBELCHERも近いですが、今回は諸事情によりサンプルを作れませんでした。


次はファレホ・メカカラーのLIGHT STEELです。

メカカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。メタルカラー程のきめ細かさも無く反射率も良くないです。色味はメタルカラーのDuraluminumと殆ど同じですが、そちらの方が反射率がいいです。


次はファレホ・メカカラーのDARK STEELです。

メカカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。色味は前述のメカカラーのGunmetalとほぼ同じですが、じっくりと見比べると若干赤っぽい反射をします。逆に言うと並べられてやっと「ん? 何か違うかな?」って分かるレベルです。メタルカラーではBurnt IronかExhaust Manifoldに近いです。もちろんメタルカラー程のきめ細かさや反射率は無いです。


次はメタルカラーのDuraluminumです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。メタルカラーの明るい色(シルバー系)はどれも殆ど違いがないですorz 並べてじっくり見てもよく分かりません。メタルカラーのSilverと全く同じです。


次はDark Aluminumです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。他のメタルカラーの明るいものよりも若干暗い程度です。ここから更に暗いメタルカラーとなると一気に暗くなったものばかりです。色味はメカカラーのSTEELに近いです。


次はファレホ・メタルカラーのPale Burnt Metalです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。これは他のメタルカラーの明るいものと殆ど同じなんですが、他のものに比べると若干黄色っぽい反射をします。並べないと気付かない程度ですけど。


次はファレホ・メタルカラーのChromeです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。色味は他のメタルカラーの明るいものと殆ど同じです。


次はファレホ・メタルカラーのJet Exhaustです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。色味は他のメタルカラーの暗いものとほとんど同じです。メタルカラーのExhaust Manifold程ではありませんが、若干暖色系の反射をします。


次はファレホ・メタルカラーのGunmetal Greyです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。色味は他のメタルカラーの暗いものとは若干異なっていて他のものよりも更に黒っぽいです。


次はファレホ・メタルカラーのBurnt Ironです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。色味は他のメタルカラーの暗いものとほとんど同じです。特に近いのはJet Exhaustですが、それ程暖色系の反射はしません。


次はファレホ・メタルカラーのExhaust Manifoldです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。他のメタルカラーの暗いものとほとんど同じですが、暖色系の反射をします。


次はファレホ・メタルカラーのSilverです。

メタルカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。他のメタルカラーの明るいものとほとんど同じです。特にChromeとそっくりです。若干暖色系の反射をするかな〜って感じですが、もはや気の所為レベルです。


次はファレホのアルコール系のSilverです。

アルコール系なのでそのままカップに注いで吹きました。きめ細かさはメタルカラーよりも若干いい程度でしょうか。もちろんクリーニングするのにラッカー系の溶剤を必要とするため使い勝手が非常に悪いです。なぜかは分かりませんが、メタルカラーのSilverの方がよく反射してくれます。


これで手持ちのファレホのシルバー系、アイアン系の紹介は終わりです。

総評として、全般的にメカカラーとメタルカラーは非常に吹きやすく、更にメタルカラーはそのきめ細かさは非常に素晴らしいです。恐らく手持ちの水性アクリル塗料の中では抜群の質感だと思います。ただ塗料数が多いのにそれぞれ違いが無く、結果的にバリエーションが少ない感じがします。

メカカラーはメタルカラー程のきめ細かさや反射率はありませんが、メタルカラーのリアルな質感を求めないような、例えばアニメのロボット物の機械部分を塗装するには合うような気がします。

モデルカラーやゲームカラーもメカカラーに引けを取らない色味と質感を持ってますし、メカカラーよりもよく反射してくれます。

アルコール系は・・・メタルカラーのシルバー系の方が質感も反射率もいいので、あえてアルコール系のシルバーを使用する必要性が無いんですよね。なので使う必要は無いかなと。


メタルカラーはまだ他にも何色か購入していないものが存在するんですが、おそらくそれ程違いは無いように思えます。これだけ購入して、並べて、凝視して、見比べても大差ないものばかりですから。ほんと解説するのに困ります_:(´ཀ`」∠):_

実は他にもアルコール系でGreen GoldやWhite Goldも所持しているのですが、もぅね、アルコール系は余程の事がない限り吹きたくないかな〜と。またしばらくしてサンプルが作成したくなった時にでも検討するかもしれません。それほど使いにくい塗料って事です。


そぅそぅ説明し忘れていたかもしれませんが、今回作成したサンプルの右側がマットヴァーニッシュを吹いたもので、左側がグロスヴァーニッシュを吹いたものです。そして真ん中は塗料吹きっぱなしのものです。メタル系は基本的にはつや消しにすると金属感が失われて、例えばシルバーは単なるグレーにしか見えなくなってしまうものが多いです。ゴールドなんて黄土色ですよ。ただ塗料によってはいい感じに落ち着いた色になる事もあるので、その辺りは好みの問題かな〜と思います。

グロスヴァーニッシュを吹くと確かに光をよく反射してくれるんですが、質感が金属の反射っぽくなくなるので、ファレホの公式で言っているようにヴァーニッシュはしない方がいいのかもしれません。ワテクシはコーティングしたいので吹きますけど。


なにとぞ Vol.3 〜このガンプラ不毛の地より愛を込めて〜

40代半ばを超えようとしているおっさんのちんたら模型記録です。諸事情により10数年のブランクを経て模型製作に復帰した出戻り一年生初心者モデラーです。だってガンプラ好きなんだもの〜。でも難しい事と丁寧な事が苦手な永遠の初心者。現在慣れない水性アクリル塗料奮闘中。

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