ファレホのゴールド系

大変長らくお待たせ致しました。各種水性アクリルのメタル系塗料のサンプルの作成と撮影が完了したので少しずつw記事にしていきます。なぜ少しずつかって? 一度に沢山の説明は書けないからです(^_^;

まぁブツがあれば最悪説明なんて要らないとは思うんですが、それだとワテクシの物書きの練習にならないから書かせていただきまっす。


さて、過去のブログの訪問数を確認してみると、ワテクシのブログに来る人の殆どはサンプルを見にご訪問されているようです。ワテクシの工作の記事よりも遥かにサンプル記事の方が閲覧数が多く、更にサンプルでもメタル系、その中でもゴールドを閲覧している人が多かったです。

言い換えるとワテクシのブログからサンプル記事が無くなると閑古鳥さえもスルーしていく内容スカスカなくせに無意味に毎日牛歩な記事が更新される可愛そうなブログという事になりそうですorz


って事で悲しみに打ちひしがれて再起不能になる前に話を進めていきましょうか。過去一番人気があったゴールド系サンプルからご紹介していく事にしました。やっぱり皆さん気になるんですよねゴールド。ワテクシもそうです。水性アクリルに限らずメタル系塗料は実際に吹かれた状態を見てみないと反射した具合とか結構分からないんですよね。それに微妙な違いが気になったり、色々好みが激しく変わる色ですから、ワテクシも自分の好みに合った金を未だに探しています。

って事でまず今回はゴールド系でもワテクシがメインに使用している塗料であるファレホからご紹介していきます。


っとその前にこの先続いていくサンプル紹介の記事について予め謝っておかなければならない事がありますので、サンプル画像を見る前に必ず以下の注意書きをお読みくださいませ。


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!!! 注意 !!!

・ワテクシは目が悪いのでグロスヴァーニッシュをどこまで吹いたのか分からず吹き過ぎて頻繁にダマをこしらえてしまいます。「スプーンの塗装如きにダマを作って、ヲマエそれでもモデラーかっ?!」みたいな塗装状態のものがいくつも散見されるかと思いますが、その辺りは見なかった事にしてくださいませ。なにとぞっ!!

・サンプル作成中に横で流れているアニメに気を取られてムラやタレを作ってしまいました。その辺りは見なかった事にしてくださいませ。なにとぞっ!!

・ヴァーニッシュの乾くタイミングを読み誤ってぺろ〜んと剥がれているものが散見されるかと思いますが、その辺りは見なかった事にしてくださいませ。なにとぞっ!!

・撮影機材は以前から変更なくiPhone6Plusです。高価な撮影機材は持ち合わせていませんので、各サンプルでホワイトバランス等の問題をはらんでいるかもしれません。なにぶんにも素人モデラーのやる事ですから、その辺りは見なかった事にしてくださいませ。なにとぞっ!!

・元々塗装の練習としてのサンプル作成ですし、作成したサンプルはワテクシ個人が使用するものと思ってますので、サンプルの品質に過度な期待をなさらぬようお願いいたします。なにとぞっ!!

・サンプルと実物が違〜う!!というクレームはご容赦くださいませ。なにとぞっ!!

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どんだけワテクシの塗装スキルがヘボいのか、これだけでも伝わったんじゃないでしょうか。


お待たせ致しました。ここから本当にサンプルのご紹介です。

まずはファレホ・モデルカラーのGoldです。

モデルカラーなので水で薄めてフローインプルーバーを足して吹きました。理由は分かりませんが他の塗料に比べると変な詰まり方をします。ニードルの先端ではなくカップと先端の中間辺りで金属粉らしきものが詰まる感じでしょうか。掃除してから何回か吹き直しても似たような結果になるので、もしかしたら私が使っている塗料が古いのかもしれませんし、粒子自体が詰まりやすいのかもしれません。塗装した時に粒子感は若干あってメタルカラーやアルコール系程の滑らかさはありません。色味はそんなに悪くなくバランスの良いクセのない色味でファレホのゴールドの中では黄色に振られたゴールドのような気がします。


次はファレホ・ゲームカラーのPolished Goldです。

ゲームカラーなので水で薄めてフローインプルーバーを足して吹きました。これもモデルカラーのゴールドと同様に変な詰まり方をしました。色味はほぼモデルカラーのゴールドと見分けが付きませんが、光の当たり方が変わると若干黄色みが強いように見えます。フローインプルーバーはニードル先端で乾いて固着するのを和らげる事は出来ても、エアブラシ内で金属粉がフレーク状に大きくなって詰まるのはさすがに防げませんね。リターダーだから当たり前ですけど。


次はファレホ・メカカラーのGoldです。

メカカラーなのでそのままカップに注いで吹きました。このゴールドに限らず殆どのメカカラーはフローインプルーバーを使用せずとも容器からそのままで吹けました。ファレホの中ではかなり粒子感が強く、黒下地の影響を強く受けるのか凄くくすんだ色になります。言ってしまうと荒い粒子の反射で光らせているようなものでしょうか。色味は他のファレホのゴールドに比べると若干オレンジ味が足されている感じです。赤金とまではいきませんが。意図的に退色した真鍮の表現をしたい時にはいいかもしれません。


次はファレホ・メカカラーのOld Goldです。

メカカラーのGoldとほぼ同じですが、それよりも若干暗いかな?と感じる程度です。


次はファレホ・メタルカラーのGoldです。

メタルカラーなので、容器からそのままカップに注いで吹きました。

メタルカラーシリーズはどれも粒子感が無いです。非常にきめ細かくてアルコール系に引けを取りません。ってか殆どかわらないかも。色味はそんなにゴールドっぽい感じはなくて黄色っぽいシルバーって感じでしょうか。非常に淡い金色です。実はメタルカラーのシルバー系やガンメタル系は似たようなものが沢山あるのにゴールドはこの一種類のみです。もっと赤味や黄色味の強いものを出してバラエティ豊かにしてほしいものです。この淡さだけがこのゴールドの弱点ですね。それ以外は非常にいいと思います。


次はファレホのアルコール系のRich Goldです。

アルコール系なのでそのままカップに注いで吹きました。非常にバランスの良い色味のゴールドで、粒子感も無く非常にきめ細かい仕上がりになり、愛用者が沢山いるのもうなずけます。ただ、アルコール系は掃除するのにラッカー系溶剤を使用する必要があるので、水性アクリルをメインに使用している人からすると非常に扱いにくいです。ちなみにワテクシは特別な事情が無い限りアルコール系は使いたくないです。

あ、アルコール系の略式スペルがALCじゃなくてACLになってる...恥ずかしいorz


最後はファレホのアルコール系のRed Goldです。

これも使い勝手やら何やらとアルコール系のGoldと同じです。色味がほぼカッパーですね。ちなみに今回はカッパーのサンプル作成はしませんでした。そんなに使用頻度高くないので(何故買った?!w)。


補足です。原因は分かりませんが、アルコール系の2つのゴールド並びにシルバーを吹いているうちに塗面が毛羽立ってくる現象を見ました。他の水性アクリルと同じ空気圧で吹いていたのが悪かったのかもしれません。過去にこの現象は見たことが無かったのでちょっとびっくりしました。

どこまで毛羽立つかこのRed Goldでヤバそうになるまで毛羽立たせてみましたww

塗料の粒子が途中で乾燥して付着しているんでしょうかね。

乾燥後に強くこすっても毛羽立ち状態に変化が現れなかったので、メラミンスポンジで磨いてみましたwww

よくメタル系の塗料を乾燥後に研磨すると濁ったようにくすむって話を昔聞いた事があるんですが、全くくすまなかったです。あれはラッカー系だけの話だったのかな。実はこの画像のものはそのメラミンスポンジで磨いたやつなんですけど、磨いても磨かなかった時と同じ色味や光沢で、磨いた事による変化はありませんでした。ただ表面がツルツルになるだけでしたw


そもそも皆さん塗装が上手な人はそんな事に遭遇する事も無いでしょうし要らぬ情報ですねw


さて、ここまでがファレホのゴールド系のご紹介でした。総評としてはモデルカラーやゲームカラーは色味は悪くないんですがワテクシが所有しているものは水を足して濃度調整しても詰まるので使い勝手が悪いな〜と。日本で売られている個体は違うのかもしれません。メカカラーは扱いやすいけど色味がくすみ過ぎて鮮やかな金とは程遠い。アルコール系はそもそも掃除が面倒なので使う気にもならない。アルコール系並の滑らかさとメカカラー並の扱いやすさがあるメタルカラーのゴールドが一番いいかなぁ〜と思います。色味が淡いですが・・・。

って事で実は使い勝手のいいメタルカラーのゴールドを使用した2つの実験をしました。一つはメタルカラーのクロームやゴールドにクリアイエローやオレンジを混色したもののサンプルを作りました。

もう一つはメタルカラーのゴールドにクリアイエローやオレンジを上から吹いたもののサンプルを作りました。それぞれ面白い結果が出てなかなか興味深かったです。これは一通りサンプルのご紹介が済んだ後にご紹介する予定ですのでしばらくお待ちくださいませ。


次のご紹介はシタデルのゴールド系になるかと思います。


・・・やっぱりグロスヴァーニッシュがちゃんと吹けないのはツライなぁ〜(´・ω・`)

ほんと見えないんですよ。角度を変えて光を当てながら吹いて具合を見ようとしても気付かないというか本当に見えてないみたい。昔はこんな事無かったんだけどねぇ・・・ほんと最近目の劣化が激しいです_:(´ཀ`」∠):_

百式さんの時にちゃんと吹けなさそうでコワイ。


なにとぞ Vol.3 〜このガンプラ不毛の地より愛を込めて〜

40代半ばを超えようとしているおっさんのちんたら模型記録です。諸事情により10数年のブランクを経て模型製作に復帰した出戻り一年生初心者モデラーです。だってガンプラ好きなんだもの〜。でも難しい事と丁寧な事が苦手な永遠の初心者。現在慣れない水性アクリル塗料奮闘中。

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